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マルコで祈る

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 桧町公園の紅葉



自分の十字架を背負って

マルコ8.34


十字架という言葉が出てくるのは、
マルコ福音書ではここが最初である。
イエスは自分の十字架ではなく、
わたしたちの十字架を背負うことになる。
わたしたちの十字架は、
ルカ9章23節で「日々、自分の」と形容されているものである。

つまり、
偽りの自己肯定、
自己中心でよいとする傾向との戦いのことだ。
この戦いをわたしたちは毎日続けなければならない。
わたしたちの悪は最終的に神の恵みの場なのだ、
ということを受け入れなければならない(ローマ7.14~25)
そこに苦労の中心がある。

各自が「自分の」十字架を背負わなければならない。
なぜならだれもその人に代わって、
その人の自己中心主義(エゴイズム)にうち勝つことはできないからだ。


『思い起こし、物語れ』上 より


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