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マルコで祈る

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 カシワバアジサイ



これはわたしの愛する子

マルコ9.7


1章11節を参照してほしい。
御父の声が弟子たちに、
御子を指し示す。
御父は、
イエスに耳を傾ける人に向かって、
イエスが洗礼を受けたときに告げた言葉を告げる。
「あなたはわたしの愛する子である」(1・11)
この言葉は、
詩編2の7節の言葉をこだまとして響かせている。

王の即位の場面で用いられた言葉が、
復活したキリストに何度も当てはめられている。
それはけっして無理なこじつけではない。
実際、
キリストは肉においてダビデの子であり、
聖霊の力により復活をとおして神の子と定められたのである(ローマ1・3~4)
それに「愛する子」という表現は、
わたしたちに主のしもべの歌も思い起こさせる(イザヤ42・1)

また、イサクのことも暗示している。
イサクは、
約束された子でありながら、
いけにえとしてささげられた。
このイサクはアブラハムにとって、
「あなたの息子、
あなたの愛するひとり子」と言われている(創世22・2、12、16)

この変容の場面でわたしたちはイエスの栄光を見る。
御父から御子と呼ばれるという栄光だ。
やがてゲッセマネの園で、
わたしたちは見ることになる。
御子が「アッパ」(父よ)と呼びかけるためにどれほどの苦しみをとおっていかなければならないかを(14・36)


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