マルコで祈る
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何を議論しているのか
マルコ9.16
33節でも、
イエスは弟子たちに同じ質問をしている。
イエスは、
わたしたちが心に抱いているものを、
わたしたち自身が知るだけでなく、
表現することも望んでいる。
イエスがわたしたちに何を望んでいるのかがわかるために、
わたしたちがいったい何を望んでいるのかを、
自分でも知りたいと望むことが大切なのである。
議論するということには、
つねに否定的な意味が伴っている。
つまり、
人が議論するのは問題が解決できないからだ。
議論すればするほど、
問題は複雑になるばかりで、
一方が他方の揚げ足取りをするだけに終わるものだ。
議論からは真実は明らかにならない。
勝つのはかならず悪いほうの者だ。
横柄な者だ。
だが祈りの中でする識別はこれとはまったく異なっている。