マルコで祈る
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いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、
すべての人に仕える者になりなさい
マルコ9.35
イエスはどのような方なのか。
それをこの言葉が表現している。
イエスはすべての人の後になり、
すべての人に仕える者になった。
イエスは「いちばん先」なのだ。
新しい神の民にとって、
イエスが生き方の最も基本の物差しとなる。
愛の主権が、
利己主義(エゴイズム)の主権にとって代わる、
イエスの自由は、
わたしたちを神に似たものとする。
わたしたちが互いにしもべとして仕えることができるようにする。(ガラテア5・13)
こうして、
第2の受難の予告に続く教えが始められる。
そしてこの教えは、
始まりの部分と似た言葉で結ばれている。
「先にいる多くの者が後になり、
後にいる多くの者が先になる」(10・31)
「人の子は仕えるために、
また、
多くの人の身代金として自分の命をささげるために来た」(10・45)。
小さい者であること、
仕えることは、
キリストの「霊」が働いているしるしだ。
イエスはこの物差しを弟子たちに与える。
自己中心でなければ気がすまない、
破壊的な行動基準からいやされる方法となる物差しである。