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夫を離縁して他の男を夫にする者も…

マルコ10.12

男に適用される規定は、
女にも適用される。
男女は互いに、
同じ権利と義務をもつのだ。
「既婚者に命じます。
妻は夫と別れてはいけない。
こう命じるのは、
わたしではなく、
主です。

— すでに別れてしまったのなら、
再婚せずにいるか、
夫のもとに帰りなさい。
— また、
夫は妻を離縁してはいけない」（1コリント7･10～11）。

キリスト者にとっては、
結婚のきずなを解くことは許されない。
だがこの掟を守ることはけっして困難ではない。
なぜならそれは「福音」だからである。
人間はついに、
愛されている者として愛することができる能力を与えられたと告げる、
よい知らせだからである。

結婚は一つの秘跡（サクラメント）である。
つまりわたしたちのために死んで復活したキリストの体に加えられることである。
キリストにおいて結婚は命を受ける。
日々の生活の中で自己中心主義（エゴイズム）に死んで、
新しい命に復活するのだ。