マルコで祈る
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人々が子どもたちを連れてきた
マルコ10.13
妻が夫の所有であったように、
子どもは女性の付属物のように扱われていた。
子どもは貧しい者以外の何ものでもなかった。
持ち物もなく、
自分というものもももたないからである。
他の人が注ぐ無償の愛を受けて生きている。
だから子どもには、
おごり高ぶることも恐怖も無縁だ、。
その弱さが、
子どもにとってただ一つの強さなのだ。
他の人々の支えがなければ、
自分を愛してくれる人に従属しなければ生きていけない、
という現実を受け入れている。
このことは人間にとって根本的な条件である。
子どもはイエスを象徴する。
イエスは御子であり、
御父からあらゆるものを受ける。
だからイエスの神秘は最も小さな者のうちに啓示され、
知恵ある者や賢い者には隠されている(ルカ10・21)。