マルコで祈る
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栄光をお受けになるとき
マルコ10.37
原典のギリシア語では「あなたの栄光のうちに」。
「栄光」とは神と同じ意味の語であり、
ヘブライ語では「重さ」という語にあたる。
神の栄光とは満ちあふれる愛であり、
愛に促されて神は天の高みから地上のわたしたちへと身を低くするのである。
わたしたちが自分を高めたところで、
すべてむなしい栄光でしかない。
中身のない重さ、
神に似て神にあらざるものでしかない。
だが「彼の栄光」とは、
十字架につけられた人の子の栄光、
身を低くして仕える者となった人の子の栄光である。
神の栄光が現れるとき、
世は裁かれ、
あらゆる虚栄は終わりを告げることになる。
イエスの右と左には、
この二人の兄弟の代わりに、
二人の盗賊が座る。
わたしたちみなの仲間だ（15･27）。