マルコで祈る
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叫んで…言い始めた
マルコ10.47
叫びは祈りの最も基本的な形であり、
苦しみや嘆きを表現する。
深い淵の底から上がってくる叫びがあれば(詩130)、
奴隷の地からのうめきもある(出エジプト2・23~24)。
最後には、
イエスが十字架の上から叫ぶ叫び声が響きわたることになろう(15・37)。
神はこれを聞かないではいられない。
あたかも母親が子どもの泣き声に耳をふさぐことができないように。
わたしたちが主に向かって叫ぶことができるのは、
わたしたちが宗教的にすばらしい状態であるときではない。
それどころかわたしたちが自分のみじめさを極みまでなめるときに、
わたしたちは叫ぶ。
なぜならわたしたちは神の子たちだから、
神はあわれみの父だからだ(2コリント1・3)。
この叫びには力があり、
わたしたちの目が見えないという壁をうち壊すことができる。