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信仰の挑戦 … 女子パウロ会 各国創設記

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第23回 台湾・高雄(カオシュン)の創設
        中国の門は開くでしょう……


フィリピンから東洋のために
たくさんの召し出しがあるでしょう。
    (福者 ヤコブ・アルベリオーネ)

1958年12月に、マニラで復興されたカテドラルの献堂式に、当時の副総長だったマエストラ・イグナチア・バッラが参列しました。駐台湾教皇庁大使のリベリ司教様も同席しました。このとき司教様は、マエストラ・イグナチアのところに来られ、「シスター、釣りにきました。ぜひ、台湾にいらしてください。あなたたちの宣教活動は大切です。中国の門は開かれるでしょう。その前に人材、召し出し……を準備してください」と言われました。リベリ大司教様のことばはマエストラ・イグナチア・バッラを説得させるのに充分でした。

1959年の1月、マエストラ・イグナチア・バッラは台湾を短期間訪問し、ローマに帰りました。

マエストラ・テクラは高雄の創設のプロジェクトに同意しました。フィリピン・マニラの共同体も大歓迎でした。最初のグループは4人だけでした。

1959年5月5日に、2時間の飛行で首都台北に着きました。その後、汽車で高雄まで旅を続けました。現地の使徒座代理から温かい歓迎を受けました。数日間、住まいの大掃除で忙しく過ごしました。最初の日から現地語の勉強を一生懸命しました。書院には本がいっぱいでしたが本の内容は分かりませんでしたが、英語のできる中国人の女の子の協力があり、在庫品目録ができました。もう一人の若い店員は、書院でお客様の相手をしました。慰め深い知らせがありました。

台湾  

シスターたちのことば……

中国人は読書が大好きです。キリスト信者でない若者はカタログをもらった次の日、本の長いリストをもって注文しに来ました。中国人も一生懸命、真実を探し求めている感じです。わたしたちも一生懸命、ことばを習得して活動を続けたいと思います。

1959年7月に次のような手紙がありました。聖パウロの祝日に司教様がミサをたててくださいました。この祝日の意味を強調するために3時間くらい、プロパガンダをしました。最初に普及された本は日本語の新約聖書でした。



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