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サント・ドミンゴ教会跡


サント・ドミンゴ教会跡 入口
サント・ドミンゴ教会跡 入口

1609(慶長14)年、サント・ドミンゴ教会は、薩摩を追放されたドミニコ会のフランシスコ・デ・モラーレス神父によって建てられた教会でした。土地は、当時の長崎代官村山等安(むらやまとうあん)がドミニコ会に寄進したものです。

 追放された時、京泊(現在の鹿児島県薩摩川内市)にあったロザリオの聖母聖堂」を解体し、その木材を船で運び、この聖堂が建築されました。
 その際、薩摩の殉教者・レオ税所七右衛門の遺骨を教会の礎としました。

 しかし、1614(慶長19)年の徳川家康禁教令によって、宣教師たちは追放され、この教会も破壊されました。この時、レオ税所七右衛門の遺骨は宣教師たちとともにマニラに渡りました。

サント・ドミンゴ教会跡 内部 サント・ドミンゴ教会跡 内部

サント・ドミンゴ教会跡 出土品
サント・ドミンゴ教会跡 出土品

桜町小学校の建て替えの際に、敷石や花十字紋瓦、メダイなどが出土しました。
 2004(平成16)年、サント・ドミンゴ教会跡資料館が開館し、発掘された花十字紋瓦や貴重な埋蔵物石畳や排水溝などの遺構の一部がそのまま保存公開されています。


  • 住所:〒850-0028 長崎県長崎市勝山町30-1(桜町小学校内)
  • アクセス:桜町電停より徒歩5分
          らんらんバス「長崎歴史文化博物館」バス停より徒歩1分
  • 開館時間:9時~17時
  • 休館日:月曜(祝日の場合は開館)、12/29~1/3
  • 入館料:無料

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