homeキリシタンゆかりの地をたずねてゆかりの地一覧> 八ノ子島(ペトロ島)

キリシタンゆかりの地をたずねて

長崎 西海市

ゆかりの地

物語

八ノ子島(ペトロ島)

八ノ子島(ペトロ島)社

八ノ子島は、西海の港・横瀬浦港から約300m沖合に浮かぶ無人島です。
 島の頂上に白く大きな十字架が立てられています。

 横瀬浦は、1562(永禄5)年にキリシタン大名となった大村純忠によって、南蛮貿易港として開かれました。
 教会が建てられ、港は「聖母の港」と呼ばれるようになりました。宣教師ルイス・デ・アルメイダは「港の入り口に高くて円い島がひとつあり、その上に美しい十字架が立っていて、非常に遠くから見えます。」と伝えています。
 貿易における免税や布教の自由などの特権が与えられていた横瀬浦は繁栄しました。
 『日本史』を記したポルトガル人宣教師ルイス・フロイスも、この港に上陸しました。

 1563年(永禄6)8月に、純忠のキリスト教に対する熱意は家臣の反感を買い、これに乗じた反純忠派の家臣たちが横瀬浦を焼き討ちしました。
 現在の白い十字架は、1962(昭和37)年に復元されたものです。


  • 住所:〒851-3509 長崎県西海市西海町横瀬浦の港口沖
  • アクセス:※島には上陸できません。


▲ページのトップへ