home>女子パウロ会とは?>女子パウロ会ニュース>真の編集者だったSr.山本文子が天国へ

女子パウロ会ニュース

バックナンバー

真の編集者だったSr.山本文子が天国へ

2024.02.16


Sr.山本文子

シスター マリア・ルイザ山本文子が、2月11日(日)午後4時すぎ、老衰のため、八王子市の聖パウロ病院で息を引き取りました。94歳でした。

シスター山本は、1954年、25歳のときに六甲教会で受洗し、その一年後に大阪支部で入会されました。ご自身の召命について次のように語っています。「受洗というありがたい恵みを受けたのだから、とにかく 『宣教するため』 修道会に入ろうと思った。本ばかり読んでいたわたしは、出版による宣教をしている聖パウロ女子修道会という会があることを知るや、すぐにそこに行こうと思った。……担当することになった制作の仕事は、他の部署のそれと同じく楽しくもあったが、ほんとうに労苦多き仕事であった。それにもまして日々にキリストをめざし、み旨を求め、己と闘う生活は、わがままいっぱいに育ったわたしにとって決して平坦な道ではなかった。しかし、主のみ手はいつもわたしの上にあった。困難のあとにはいつもみずからについて、人間について、神について光を受けた」と。

Sr.山本文子
葬儀ミサ


初誓願を立てて間もなく、書籍編集の仕事に派遣されました。家庭宣教にも携わり、東京、仙台、長崎、名古屋で宣教しました。1971~1975年には、単行本編集長を務めました。1976年にドイツ語を学び始め、その後1981年までドイツに渡りドイツ語を学びました。1984年から再び単行本編集部に派遣されました。企画制作者、編集者として能力を発揮するとともに、生み出す本を、読者の手と心に届けるため、そして読者の反応を知るために、訪問宣教者に伴って教会や幼稚園の展示即売に出かけ、また夏にはクリスマス絵本の注文を交渉するために幼稚園も訪問し、つねに企画を生み出すことを心にかけていました。こうして、職を辞する2017年まで、翻訳し、企画、編集し、たくさんの本を世に送り出しました。


Sr.山本文子
Sr.山本が担当したたくさんの書籍の一部


Sr.山本文子
葬儀ミサ


Sr.山本文子
花入れ

シスター マリア・ルイザ山本、天国で安らかにおやすみください。


▲ページのトップへ