home > 女子パウロ会とは > 新世紀ルーツへの巡礼 >  10)創立者たちの最後の奉献 への招き創立者の死

新世紀ルーツへの巡礼

目次

創立者の死

8) 列福調査開始へ(1)

祈る創立者 机の前の創立者

創立者アルベリオーネ神父の姿は、彼の死後、日に日にその偉大さを表し、その人柄と彼の受けたカリスマ、教会における使命は、神の大いなる賜物であることが明らかになってきていました。

世界のいろいろなところから、パウロ家族本部に、枢機卿、司教、司祭、社会的コミュニケーション界の代表的人物から手紙が届き列福調査を開始して欲しいと表現されていました。

1974年11月26日、創立者の3回忌を迎えました。

この年、教会では「現代世界の福音化」というテーマで第4回シノドス(9.27~10.26)が行われ、その年の12月24日からは「和解のための特別聖年」がはじまろうとしている年でした。

パウロ家族は、創立者の死後、それぞれの会が自分たちのカリスマを深める時を過ごしていました。しかし、この時期は修道会の歩みは不安定で、よりどころである創立者を失い、第2バチカン公会議の荒波の中をなかなか舵がとれずに大揺れの時期でもありました。

聖パウロ修道会と聖パウロ女子修道会の間では、新しい形の使徒的協力の研究もはじめられていました。

そのような中、雑誌「Famiglia Cristiana」での表紙、イエスの姿がイタリアの教会の中で旋風をまきおこし、教会内部は現代的なイエス、ネクタイを結んだイエスの姿に賛否両論の論議がかもし出され、それをどう聖パウロ修道会として判断していくかということが注目されていました。

新しい変化ある時代の中、創立者の死をもって修道会の創立期が終了し、バチカン公会議の光の中で、これからどう歩むべきかの選択が求められていましたが、文字どおり創立者の言葉を生きるべきだ、そのためには何の変更もあってはならないという人びと、いや、今こそ創造的にカリスマを読み直し変革をすべきだという人たちの中で、統治を託された人たちは社会、教会、創立者の精神……をしっかりと受け止めながら「時のしるし」を見極め、決断していくことが求められたのでした。

1974年11月27日、創立者の3回忌を祈った後、パウロ家族は教皇パウロ6世の一般謁見を賜り、その時に教皇は次のように話されました。

パウロ家族のみなさん、私はアルベリオーネ神父が単独謁見で来られたときの出会いを思いだします。まことに感銘深い出会いでした。あの深く徹底した謙遜のあまり、(私の)前にひざまずき、立とうとなさいませんでした。彼は実に今世紀の驚嘆の中に数えられる人と言えるでしょう。……

あなた方の存在と活動により、アルベリオーネ神父が、神の霊と自分の生活の絶え間ない、愛すべき、賢明な犠牲をもって何を考え、何を生み出してきたかが証明されるのです。

私がアルベリオーネ神父の考えについて、またその家族であるあなた方について言いたいことをすべてまとめたものとして自発的に出る言葉は、「忠実」ということです。

あなた方は忠実ですか?
あなた方がそうであることを私は熱望します。

もし、あなた方が自分の心の中に、あたかも出版物のように次ぎの言葉、つまり教皇は、私たちに忠実であるようにと勧めたという言葉を刻印しておくならば、あなた方は現代にもっとも合ったカリスマを持っているということになります。

……あなた方の創立者の心から出た諸修道会帰属の召命に忠実であるようにと、私は言いたいのです。
私が彼を福者にしたら、あなた方は喜ぶでしょう。時間が必要です……。しかし、彼を福者にし、聖者にし、彼がキリスト教的霊的修道生活のすぐれたしるしであったことを本当に見せるのは、あなた方のあり方、生き方なのです。それで、あなた方が忠実さを持って証しとなるものを与えなさい。アルベリオーネ神父がこれほど栄誉を与えられ、これほど感謝されるにふさわしい者であることを証明しなさい。
常にますます深く、すべての意味で忠誠と勇気と喜びを持ちなさい。……

◆10-5 創立者の死


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