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新世紀ルーツへの巡礼

目次

第2の歴史的な日:最初のグループの誓願宣立

4) 「イエスは彼らの間に……」

「ティモテオ・ジャッカルド神父の日記 1918年6月29日」より

創立者とジャッカルド神父

今日は、私たちの修道会のもうひとつの歴史的な日です。主イエスは、ご自分のしもべたちの間に居を構え、私たちとともに住むために来られました。神から霊感を受けた人の寄付によって、修道院の中、もと勉強室だった部屋の中で1台の木製の祭壇が祝別されました。それは、愛する父が私たちに造らせ、ペンキを塗らせ、金を塗らせたものです。

アマリア婦人は、カリスを贈呈してくださいました。彼女の名前がその裏に刻まれました。父(アルベリオーネ神父のこと)と志願者たちは、ピッシデ(ご聖体を入れる器)を買い、その裏に各人の名前が書かれました。それは、各人の上に御体がのせられ、私たちの心の友、仲間となられた聖体のイエスの祝福が各人の上にくだるようにとの願いからです。

昨夜は「月の静修(月に1度の黙想)」をしました。すべてが新しくなったので、死について説教することを望みませんでした。その代わり、より充実した完全ないのちについて話し、新しくなるように、新品のように美しい魂となるよう励まされました。まわりの物……服、家、聖堂、花、祭壇……すべては美しい。

マテオ君が、サクリスターノ(香部屋係)の役務をはたすことになりました。彼は、喜びと善意をもってそれを受けました。

今朝、私たちは全員、愛する父に告白しました。イエスの御血によってあらゆる汚れが清められました。それから、固い決心を聖パウロの心においてささげました。そして、神が祝福し、深い愛をもってそれを包んでくださるように、儀式と信心業が続いて行なわれました。

朝7時、愛する父は全員の前で、塩、水、ろうそく、コルポラーレ(ご聖体を置く布)、ピッシデ、祭服などを祝別されました。司教様は、カリスと祭壇の聖石 ― これは彼自身が贈ってくださったもの ― をすでに聖別してくださいました。

7時30分、愛する父は、初ミサをささげられました。
 私たちの主、あがない主、私たちの道、私たちの力、私たちの土台、私たちの希望、世界の王、世界の救い主がはじめて、私たちの間に、真の聖体の秘跡における現存のうちにお降りになったのです。私たちの修道院で、私たちのために主は自らを奉献し、私たちのためにあがないと礼拝、感謝と嘆願となだめのいけにえが再現されました。

フランシスコ・レ司教が、私たちの愛する父に委ねた家族が、全部そこにいました。若者たち、女部屋の娘たち、台所の人たち、そして2人の主な協力者が参加しました。

人々の魂は感動に震え、目は涙にぬれていました。聖なる喜びは心を満たしました。歓喜の心は眼に表れ、魂は神への深い感謝にあふれ、主のよき友となる決心を固めました。

全員が聖体拝領をしました。ミサ聖祭と聖体拝領は、教皇の意向に従ってささげられました。愛する父は、短い説教をされました。

困難な歩みのうちにも、非常に貴重なオアシスを、楽しむために神はお与えくださいます。教皇様のために祈りましょう。
罪を犯さないように、イエスを悲しませないように、私たちとともにいることに満足してもらえるように、家庭の徳の訓練に際しては善良、忠実でありましょう。
聖体のイエスは、私たちの仲間として保持できる日に、ここにとどまってくださいます。

愛する父は、他の日には聖体をそこに置いておくつもりはありませんでした。けれどもそのとき、アシスタントやアンブロジオ、その他数名の志願者が彼のまわりに来て、謙遜と愛をこめて彼に嘆願しました。どうかイエスを毎日私たちのもとに置いてくださるように、と。

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●夕方、私たちの聖堂でロザリオが唱えられました。愛する父は、聖パウロの殉教について説教されました。それからピッシデをもって私たちを祝福され、イエスとともに過ごした1日は暮れました。

◆2--3 第2の歴史的な日:最初のグループの誓願宣立


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