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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 パウロ家族は創立100周

 10)固有の使命、固有の霊性6

DF日本語

「パウロ家族は、聖体から生まれた」と述べました。それでは、この聖体のイエスを創立者の時代にどう受けとめていったのでしょうか。

今の時代に、神が働いてくださるという、神中心の世界を理解していくのは難しいです。だからこそ、名誉教皇ベネディクトは「信仰年」を定められたのでしょう。

神こそが働いてくださっているということ、自分個人に向いているかどうか、できるかできないかではないのです。そういう理解の中には、神の業は実現していきません。

人間の能力と神の働きを見つめていくことを養い育てていく必要があります。そうでないと、聖体の前での神のみ声は聞こえない。聞こえても押しつぶされてしまいます。

創立者は、「世の終わりまで、日々わたしはおまえたちとともにいる」という語りかけを感じ、このイエスこそ「光、糧、慰め、悪への勝利を与えてくださる」ことを実感しました。そして、この聖体のイエスは「みな、わたしのところへ来なさい」と語りかけておられる方でもあるのです。

つまり、聖体であるイエスは、わたしたちのいのちの糧であると同時に「みな、わたしのところに来なさい」との呼びかける方です。

創立者は、確かに聖体のイエスはわたしたちの源泉、力を与えてくださる方であり、この同じ聖体のイエスが「わたしのところに来なさい」と招かれる方、しかも一人ではなく、「みな」とすべての人をご自分のもとにまとめ集めてくださる方であると言うのです。

◆12-創立100周年に向かって


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