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新世紀ルーツへの巡礼

目次

 パウロ家族創立100周に向けて

 3)信仰の目で:創立者・アルベリオーネ神父の歩み1

「アルバの聖堂ご聖櫃」

8月20日からパウロ家族創立100周年の準備の時は、第2年を迎えることになります。

パウロ家族の100周年の歩みを一つの歴史として見る、アルベリオーネ神父が主の呼びかけを受け、「はい」と応え、パウロ家族という神の大きな計画を実現していった歩みについては、彼がインスピレーションを受けてから100年、21世紀という新しい世紀を迎える準備をする時に「ルーツへの巡礼」の中で見てきました。

この歩みをあらためて読み、振り返ってみる時、創立者の近くにあった人の伝記などを比較してみると、アルベリオーネ神父自身が書き残していることと、記していないことがあるのに気づきます。

アルベリオーネ神父の伝記的部分(いつどこで生まれ、育っていったのか)をはじめ、彼の召命の歩みについても記されていないことがあるのに気づきます。

たとえば、
・アルベリオーネ神父の召命の第1歩であるブラの神学校について、そこを出ることになったいきさつについて は、書かれていません。

アルベリオーネ神父が記していることは、小学校の時にカルドーナ先生が「大きくなったら何になりたいかについて尋ねた」時に、一つの光を受けたかのように、「ぼくは司祭になります」と答え、その後もその先生の支えを受けたということは記しています。

・アルベリオーネ神父は、自分の家族と共にいつもブラの聖母の前で祈ったこと、聖母にローソクをささげに行ったということなどについては、何も書き記していません。

わたしたちは、アルベリオーネ神父の聖母マリアへの信心が生まれた背景に、このような環境があったことを知ることができます。

・また、叔父ヤコブ・アルベリオーネが経済的な援助をしてくれたことなども書いていません。

叔父の経済的援助は、彼の人生にとって大きなことであったことを、わたしたちは知っています。

・アルベリオーネ神父自身の司祭叙階、司牧活動、神学校における教授職などについても「自分の召命と固有の使命を決定した特別の恵みの時…まず司祭職への召命、次いで特別の使命」と記してあるだけです。
たとえ短期間であったとはいえ、アルベリオーネ神父の教授職や司牧活動は大切であったと、現代のわたしたちにとっては思われるのです。

これらを考察する時、わたしたちはアルベリオーネ神父が書き記す出来事を、その時の背景を考慮してみていく必要があるのを教えられます。

◆12-創立100周年に向かって


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